泉佐野にて
南海本線・空港線の泉佐野駅で撮影した南海8300系8302Fの難波行き普通。2016年3月30日に撮影した写真で、この日は1時間ほど泉佐野の1・2番ホーム和歌山市側で撮影していました。
この日のネタを臨時更新として1日1枚ずつ掲載してきましたが、とうとう泉佐野で撮影した写真はこれが最後となりました。次回からは撤収中に撮影した写真などを掲載します。
南海8300系は2015年に南海本線向けとして導入された南海の通勤形車両で、現在の所最新の形式です。営業運転は2015年10月8日に開始しました。南海本線・空港線・和歌山港線で運用されています。
1960年代に登場した7000系・7100系の置き換え用として導入された形式で、4両編成5本と2両編成6本の32両が製造されています。4両編成は1次車、2両編成は2次車に該当しますね。
設計は基本的に8000系をベースとしていますが、製造メーカーが東急車輌から近畿車輛に変わったためデザインが多少変化しています。近畿車輛製の南海車は7100系以来42年ぶりとなりました。
車体はステンレス製で、先頭部は鋼製となっています。8000系の先頭部はFRP製で、その範囲も狭かったのですが、8300系では乗務員ドアも先頭部の中に含まれていますね。
車内はオールロングシートで、従来とは異なるモケットを採用しています。8000系から引き続きスタンションポールが設置されていますが、ポールの配列は変更されていますね。
また8000系の車内案内表示装置はLED表示器によるものでしたが、8300系ではLCD式の車内案内表示装置を採用しています。これは南海の形式には初めて導入されたもの。
LCDには日本語以外にも英語・中国語・韓国語の案内が表示される他、車内の自動放送についても同じ四カ国語での放送に対応しています。通常は日本語と英語のみですが、泉佐野での乗り換え放送と空港連絡橋閉鎖時は四カ国語で放送されますね。
2015年に導入されたのはいずれも4両編成で、2016年に2次車として2両編成が導入されました。撮影当時は4両編成単独でしたが、現在は2+4で6両編成を組んでいますね。
・・・以上、明日は本線ダイヤ改正か・・・ef_end_63がお送りしました。