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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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海上自衛隊 護衛艦あきづき 水平灯

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イメージ 1

和歌山港にて

昨年7月16・17日に和歌山港で艦艇広報を行った海上自衛隊のあきづき型護衛艦1番艦 DD-115「あきづき」。両日とも撮影しましたが、今回の写真は17日に撮影したもの。

16日に行われたのは事前応募者限定の特別公開で、17日は応募・申し込みの必要がない一般公開でした。自分は両日とも参加し、護衛艦あきづきの各部を撮影しています。

今回掲載するのは水平灯。過去にも何度か掲載したことのある装備品ですね。護衛艦以外にも、飛行甲板を持つ艦であれば基本的に装備されています。

また飛行甲板はない物のヘリによる補給用のスペースがあるあぶくま型護衛艦にも装備されています。また逆に全通甲板を持つひゅうが型護衛艦やいずも型護衛艦には装備されていませんね。

この水平灯は着艦のため艦に接近してきたヘリコプターに対して水平面を示すために装備されています。写真の様に2基が1組で高低差を付けて設置されている事が多いですね。

着艦するヘリコプターは着艦前に飛行甲板上でホバリングを行いますが、その際目の前には艦の上部構造物があって視界が遮られているため、水平面を視認するのが難しくなっています。

加えて艦は動揺しており、飛行甲板が水平となっているとは限らないため、この水平灯がジャイロからの信号を得て白い棒の部分が水平面を示すように制御されています。

2基の水平灯に高低差が付いているのは、パイロットの視点で2基が重なる時にヘリが甲板上何フィートでホバリングしている状態となる、と設計で定められているため。

夜間は視認性が落ちるため緑色の部分が点灯するようですね。また進入角指示灯と一体化したタイプも多く、写真の水平灯でも左側、低い方の水平灯が進入角指示灯と一体化しています。

製造メーカーは水平灯部分が大石電機工業、動揺安定装置が株式会社エヌゼットケイとなっているようです。


・・・以上、後ろの水平灯にカバーが被せられている?ぽっぽやがお送りしました。

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