護衛艦あきづき艦上にて
昨年7月16・17日に和歌山港で艦艇広報を行った海上自衛隊のあきづき型護衛艦1番艦「あきづき」。自分は両日とも参加し、様々な装備品を撮影してきました。
撮影した装備品を撮影順に掲載してきましたが、かなりネタの消化が進んでおり、次回で最後となります。次々回からは昨年10月22日に撮影した掃海艇の装備品を掲載していく予定。
今回掲載するのはハロン消火装置。このブログで取り扱うのは初めてですね。海上自衛隊艦艇の消火装置として多くの艦に採用されている消火装置ですね。潜水艦にも搭載されています。
ハロン消火装置は名前の通りハロンガスを使用して火災の消火を行うガス系消火設備であり、ハロンや代替ハロンを使用したガス系消火設備はハロゲン化物消火設備と呼ばれていますね。
火災に対して酸素を奪うことで消火を図るのがガス系消火設備であり、ハロンの他に二酸化炭素や窒素などが使用される場合もあります。窒息の危険性があり手動による起動が基本的なようですが、一部には自動式の物もあるようですね。
ハロン消火装置の利点は水や粉末を散布しないため消火後の汚損や水損がないという点であり、また二酸化炭素消火設備よりも安全性が高いというのが特徴。一方で消火は出来ても冷却はされないという欠点もあります。
写真でも下部に起動スイッチの入ったボックスが、上部にはハロンガスが放出中である事を示す警告灯がありますね。この起動スイッチと警告灯は塗具庫に設置されているハロン消火装置の物です。
・・・以上、トラコレ買っちゃった。鉄道員日記がお送りしました。