三岐鉄道三岐線保々~山城にて
昨年9月10日に撮影した三岐鉄道のED455+ED451の重連が牽引する貨物列車。ド逆光ですが、貴重な私鉄の貨物列車なので撮れるだけ撮っておきました。やはりデッキ付き電機は良いですね。
この日は朝から四日市界隈でJR貨物のDD51を撮影しており、10時半頃に三岐線の保々まで移動して三岐鉄道を撮影し始めました。写真の列車は撮影ポイントへの移動中にやって来た列車です。
三岐鉄道では三岐線の富田~東藤原間で貨物輸送を行っており、富田で接続するJR線を経由して四日市または愛知県碧南市の中部電力碧南火力発電所へと列車が走っています。
東藤原には太平洋セメントの藤原工場があり、そこで生産されたセメントを四日市の出荷センターに送る列車と、同時に生産される炭酸カルシウムを碧南火力発電所へ送る列車がありますね。
また碧南火力発電所からは発電に際して発生したフライアッシュが炭酸カルシウムに入れ替わり送られてきます。往路と復路で違う物が運ばれるというのは面白いですね。
写真の列車は機関車2両と貨車6両の編成で、貨車6両の内手前2両がセメント輸送用のタンク車、後ろの4両がフライアッシュ及び炭酸カルシウム輸送用のホッパー車です。
牽引している2両の機関車は、手前がED455、奥がED451です。同じED45型電気機関車ですが、車体裾部の形状や側面窓の形状などに形態の差異が見られますね。
・・・以上、タンク車もホッパー車も所有は太平洋セメント。ぽっぽやがお送りしました。