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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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近畿日本鉄道 1810系1827F@海山道

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イメージ 1

海山道にて

昨年9月10日に近鉄名古屋本線の海山道駅で撮影した近鉄1810系1827Fの名古屋行き急行。手前の2両が1827Fで、奥に見える4両は5200系のようですね。車体サイズの違いが顕著です。

この日は朝からJR貨物のDD51を狙って撮影に出ており、海山道では名古屋本線に並行して走る塩浜貨物支線の列車を待っている間に近鉄を撮影していました。

運行頻度は言うまでもなく名古屋本線の方が高いので、撮影枚数は名古屋本線の列車の方が多いですが、あくまでもこの場所でのメインは貨物列車。因みに今回の写真は貨物の撮影後、次に乗る列車を待っている間に撮影したものです。

近鉄1810系は1967年に登場した近鉄名古屋本線用の通勤形電車で、1966年に製造された近鉄1800系の改良型です。その1800系は近鉄1600系をベースとしていますね。

近鉄では名古屋本線初の高性能通勤車として1959年に1600系を導入し、更に1600系の主電動機出力を強化した1800系を導入しました。1810系の性能は1800系とほぼ共通ですが、空調がラインデリアとなっています。また台車が空気バネ台車となりました。

この1810系は1967年から1979年までに43両が製造されています。3両編成または2両編成が組成され、固定編成とは別に増結用のサ1970形も製造されました。

製造終了と同年である1979年から冷房改造が始まり、1982年までに全車施工されました。更新工事は1985年から1991年にかけて行われ、車体更新の他に停止用発電ブレーキの装備と方向幕の設置が行われています。

1996年から2000年にかけて一部の編成に2度目の更新工事となるB更新が行われており、写真の1827FもB更新を受けています。

老朽化に伴い2002年から廃車が開始され、現在残っているのは2両編成2本とサ1970形2両の合計6両のみとなっている様ですね。撮影時は解っていませんでしたが、割と貴重な編成を写真に納められました。


・・・以上、ナナワテ!ぽっぽやがお送りしました。

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