三岐鉄道三岐線保々～山城にて
三岐鉄道101系101Fの近鉄富田行き普通列車。保々～山城間にあるストレートで撮影しました。いかにも地方私鉄と言った雰囲気で良いですね。撮影は昨年9月10日。
撮影の前日からJR貨物のDD51を撮影するために四日市界隈に入っており、そのついでに三岐鉄道も撮影していました。よく晴れた日でしたが残暑もきつくクタクタになってしまいましたね（笑）
三岐鉄道101系は1990年に西武鉄道から401系を譲渡を受ける形で導入された通勤形電車で、101F、103F、105Fの3本が在籍しています。すべて2両編成。
元となった西武鉄道401系は1964年に登場した西武411系を改造した形式で、吊り掛け駆動で非冷房だった411系の冷房化と高性能化によって401系へと改番されました。
三岐鉄道では1990年から1993年にかけて2両編成3本を譲渡されています。その他にも近江鉄道や上信電鉄などで元西武401系が活躍していますね。
三岐鉄道への譲渡に際しては台車を空気バネ式のFS372からコイルバネ式のFS342に履き替えています。これは比較的乗り心地の良いFS372を西武鉄道で再利用するため。
その他三岐鉄道のATSへの対応やワンマン運転対応工事などが行われていますね。前照灯は西武時代に大型一灯からシールドビームに改造されましたが、三岐鉄道では更に廃車発生品のものに交換しています。
写真の101Fは1964年12月に411系411Fとして製造され、1978年5月に401系401Fへと改造されます。401系は1990年9月に廃車、12月に三岐鉄道へと譲渡されています。
103F、105Fはこの日既に撮影しており、この101Fの撮影で101系3編成をコンプリートする事が出来ました。
・・・以上、後ろに見えるのは竜ヶ岳だろうか。ef_end_63がお送りしました。