天下茶屋にて
さて、長らく2015年12月31日に撮影した南海のネタを掲載してきましたが、とうとう今回で最後となりました。撮影枚数が多かったので消化するのにずいぶん時間がかかりましたね。
最後を飾るのは南海30000系30003Fの特急りんかん5号橋本行き。この日は天下茶屋の前に浅香山で撮影していましたが、30003Fは浅香山でも特急こうや13号として撮影しています。
なお次回からは昨年2月11日に撮影した南海の写真を掲載していく予定。ようやく2015年のネタが片付きましたが、まだまだ南海ネタ自体は数多く残っています。
南海30000系は高野山連絡特急「こうや」用として1983年に導入された特急形電車で、4両編成2本の8両が在籍しています。同じく高野線系統の特急である「りんかん」にも運用されていますね。
従来特急こうやには南海20000系が運用されていましたが、20000系は1編成しか無く、また老朽化も進行していたため、1984年の弘法大師御入定1150年御遠忌大法会を前に30000系によって置き換えられる事となりました。
急勾配・急カーブの連続する山岳区間に直通するため全電動車方式を採用しており、車体長も17m級と短くなっています。編成出力は2320kW。抑速ブレーキも備えられていますね。
車内はフリーストップ式のリクライニングシートが2+2配置で備えられており、シートピッチは1000mm。編成定員は204名。かつてはサービスコーナーもありましたが、現在は自販機スペースとされています。
写真の30003Fは1983年5月19日に東急車輛で製造されました。撮影当時は高野山開創1200周年を記念したラッピングが施され、30001Fは「赤こうや」、30003Fは「紫こうや」として昨年3月まで運行されていましたね。
・・・以上、実は乗ったことがないんだよなぁ。ぽっぽやがお送りしました。