神戸電鉄三田線神鉄道場~横山にて
4月29日に撮影した神戸電鉄5000系5003Fの三田行き準急。以前この区間で撮影した5000系5011Fを掲載しましたが、今回は線路から離れて撮影してみました。
神戸電鉄5000系は1994年に登場した通勤形電車で、1991年に登場した神戸電鉄2000系をベースに制御装置をVVVF化した形式です。見た目は2000系の4両編成とほぼ変わりませんね。
1998年までの4年間で4両編成10本が製造されており、かなり急ピッチで投入されたことが伺えます。この5000系の導入に伴い、1000系・1050系・1300系などが置き換えられました。
制御装置には三菱製のGTO素子を使用するVVVFインバータ制御装置、MAP-128-15V43が採用されており、神戸電鉄では初めてのVVVFインバータ制御の採用となりました。
5000系は全電動車方式が採られており、付随車は製造されていません。編成は5000形制御電動車と5100形中間電動車で構成されており、制御電動車は三田方が奇数車、中間電動車は新開地方が奇数車となっています。
VVVFインバータ制御装置は奇数車に搭載されており、偶数車には補助電源装置として静止形インバータが搭載されています。またコンプレッサーや蓄電池も偶数車に搭載されていますね。
モーターは120kWの三相かご形誘導電動機MB-5057Aが採用され、編成出力は1920kWとなっています。これにより最高速度100km/h、起動加速度3.0km/h/sを発揮していますね。
写真の5003Fは5000系の第2編成として1994年3月に落成しました。トップナンバーの5001Fも同時に落成しており、最初期に製造されたグループの内の1本ですね。
・・・以上、ラーメンに天かすを入れるのだ。鉄道員日記がお送りしました。