和歌山港にて
和歌山港で撮影した田中海運株式会社のタグボート、第43桝栄丸。海上自衛隊の曳船は何度も掲載したことがありますが、民間のタグボートで単独の記事を書くのはこれが初めてですね。
といってもネタとしてはかなり古い物で、撮影日は2015年の9月21日。この前日から和歌山港に「飛鳥供廚入港しており、第43桝栄丸はその出入港支援を行っていました。
今回の写真を撮影したのは出港シーンであり、後ろには飛鳥兇竜霏腓柄ヂ里見えていますね。飛鳥兇倭ゼ鵑縫汽ぅ疋好薀好拭爾ありますが、船尾にはないため、出港時は船尾を第43桝栄丸が引っ張っていました。
田中海運は和歌山県の各港を中心にタグボートの配船業務や内航船の代理店業務を行っている海運会社で、青い船体に白い上構のタグボートは和歌山港でよく見かけますね。
和歌山港に護衛艦や大型客船が入港する際などに撮影したこともあります。また紀南の各港でも曳船業務を行っており、紀伊水道を挟んで反対側の徳島港でも曳船業務を行うことがあるようです。
写真の第43桝栄丸は2010年6月に就航したタグボートで、総トン数は196t。主機関に最大4400馬力を発揮できる新潟製6L28HXを2基採用しており、最大速力は14.4kt。曳航力は前進時53t、後進時50t。
船体は全長33.86m、全幅9.20m、深さ4.10m、喫水3.30mというサイズで、推進装置には新潟製のZペラであるZP-31を採用しています。Zペラとはスクリューが360度旋回可能なポッドに取り付けられている推進装置で前後進だけでなくその場での旋回や横進なども可能となっています。
消防設備船として放水銃も備えており、毎分3000Lを放水可能な電動式放水銃が1基、毎分1500Lを放水可能な電動式放水銃が2基、毎分1500Lを放水可能な手動式放水銃が2基、さらにウォーターカーテンノズル、粉末放出ノズルも装備されています。
・・・以上、また船を撮りに行こう。ef_end_63がお送りしました。