京都鉄道博物館にて
京都鉄道博物館本館で撮影した寝台特急「つるぎ」のヘッドマーク。本館一階の壁に様々なヘッドマークを展示しているコーナーがあり、その一角に飾られていました。
「つるぎ」という列車名は1961年10月のサンロクトオダイヤ改正で大阪~富山間の準急列車に初めて付けられました。同区間を走っていた夜行普通の準急かに伴って列車名が与えられたものです。
1963年には急行列車に昇格し、寝台列車となります。そして1965年のダイヤ改正では大阪~富山間の寝台急行が「金星」に改称され、「つるぎ」は急行「加賀」の夜行分を分離して分離された列車に付けられました。
それに伴い「つるぎ」は電車(475系)による運行となります。その後、1968年のヨンサントオダイヤ改正で「つるぎ」は「立山」に改称、「金星」が「つるぎ」に改称され再び寝台急行となります。
1972年には3月15日から富山~新潟間を延長して大阪~新潟を結ぶ列車となり、10月2日には特急列車に昇格しています。1975年に米原周りから湖西線経由に変更。
1976年2月にそれまでの20系客車から24系25形客車に置き換えられました。1994年12月3日に定期列車としては廃止となり、その後は臨時列車として運行されていきます。その臨時列車も1996年12月を最後に設定されていません。
そして現在、北陸新幹線に列車名が受け継がれ、富山~金沢間を結ぶシャトル列車に「つるぎ」の列車名が与えられています。公募では「はくたか」が1位で、「つるぎ」が4位だったようですね。
「つるぎ」のヘッドマークは列車名の由来となっている立山連峰の劔岳を描いた物で、白くそびえ立つ山々に青い空がスッキリした色使いで良いですね。ローピンのEF81に取り付けられるとよく目立っていました。中には空が青くないタイプもあったようです。
・・・以上、文字色が違うバージョンもあったようで。鉄道員日記がお送りしました。