住吉東にて
昨年2月11日に南海高野線の住吉東駅で撮影した南海6000系6031Fの橋本行き急行。オール6000系の8両編成でやって来ました。2+2+4の8両編成でしたね。
この日は浅香山~我孫子前間の大和川橋梁で撮影を開始し、大阪市営地下鉄や泉北高速鉄道を撮影してからこの住吉東にやってきました。この時点でかなり日が傾いていましたね。
南海6000系は1962年に登場した高野線向けの通勤形電車で、1968年までに72両が製造されました。製造メーカーはすべて東急車輛製造ですね。南海の営業用車両としては最古参です。
東急車輛製造がアメリカのバッド社からライセンス供与を受けて製造したオールステンレス車で、20m級4扉のステンレス車はこの6000系が日本初。当時の記録映画にも登場しています。
登場当初は3両編成で落成しており、沿線の宅地開発による需要の増加に合わせて1966年以降に製造された編成は4両編成で落成しています。また現在は帯が巻かれていますが、当初は銀色の無塗装でした。
1971年に高野線で6両運転を開始することとなり、それまでの3両編成・4両編成から2両編成・4両編成に組み替えられています。現在は4両編成11本、2両編成14本が組成されていますね。
1985年からは更新工事が実施され、クーラーの搭載とそれに伴う重量増に対応して台車の履き替えを行っています。この履き替えによって同じ形式内に異なる特性を持つ台車を履いた車両が存在する事となり、全車の履き替えが完了するまでは一部の編成が併結不可となっていました。
写真の6031Fは1968年9月12日に製造され、当初は4両編成でした。前述の組み替えにより6032・6913が編成から抜けて6913Fとなり、残った6031は6029Fから捻出された6912と2両編成を組んで現在に至ります。
・・・以上、明日も乗るだろうか。鉄道員日記がお送りしました。