鈴蘭台にて
4月29日に鈴蘭台駅で撮影した神戸電鉄1100系1116Fの新開地行き準急。この時は雨が降っていたのでホーム屋根の下から撮影しています。菱形の前パン車というのは迫力がありますね。
この日は9時40分頃から三田線沿線での撮影を開始、13時半頃まで撮影していましたが雨が降ってきたため一旦鈴蘭台で休憩し、止んでから撮影を再開しました。
鈴蘭台に到着後、勾配を下ってくるシーンが見たかったので粟生線の列車を待っていました。そこでやって来たのが今回の1116F。1150系は撮影していましたが、1100系はこれが初撮影でした。
神戸電鉄1100系は1000系列の形式として1969年に登場した2扉3両編成の通勤形電車です。1972年までに37両が製造され、2両が他形式から編入されました。
1100系にはデ1100形とサ1200形の2型式があり、デ1100+サ1200+デ1100の3両編成を組んでいます。サ1200形は付随車であるため、MT比は2M1Tとなりますね。
付随車を組み込んだことによりM車の比率は下がっていますが、主電動機の出力を従来の75kWから1.4倍の105kWに向上させたため、全M編成と同等の編成出力を確保しています。
写真の1116Fは1971年8月に川崎重工で製造された編成で、1989年3月に冷房改造が行われています。落成時は旧塗装で、現行塗装に変更されたのは1987年8月。
2000年11月に1125号車を組み込んで4両編成となりましたが、2015年2月に脱車し再び3両編成となっています。抜き取られた1125号車は廃車となりました。
・・・以上、17m級2扉車に親近感を感じる。鉄道員日記がお送りしました。