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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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キハ185系の並び

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イメージ 1

徳島にて

徳島運転所で顔を揃えたキハ185系。隣の線ではありませんでしたが、並びを撮影することが出来ました。右がキハ185-24で、左はキハ185-1018ですね。どちらも「剣山」のHMを付けています。

撮影日は今年の7月16日。徳島運転所は徳島駅に隣接しており、徳島駅のホームから留置されている車両を眺める事ができます。非電化で架線柱がないので障害物も少ないですね。

キハ185系は国鉄末期の1986年に四国向けに導入された特急形気動車で、国鉄初のステンレス製特急形車両でもあります。営業運転は1986年11月1日から開始しました。

従来の国鉄特急形気動車は長編成を組むことを前提とした設計が行われていましたが、このキハ185系ではより輸送量の変動が大きい地域で柔軟に運用するために1両単位で制御できるように設計されています。

民営化後に経営基盤が安定しないことが予想されていたJR四国のために国鉄が置き土産として用意した形式の一つとも言え、民営化後にも製造が続けられました。

国鉄時代に製造された車両には廃車発生品を用いるなど徹底したコストダウンが図られており、このキハ185系によりキハ58・65系などを用いていた急行列車が特急に格上げされています。

その後JR四国は2000系気動車を導入し、それによって置き換えられ余剰が発生したキハ185系はJR九州に売却されたり普通列車に転用されたりと、登場当初とは大きく運用が異なっています。

写真のキハ185-24は0番台、キハ185-1018は1000番台で、0番台と1000番台の違いはトイレの有無。定員はトイレ無しの1000番台が4名多くなっていますね。

どちらも民営化後の製造で、1988年12月23日に富士重工業で製造されました。偶然同じ製造日同士の車両が並んでいましたね。


・・・以上、またヘッドマークの交換シーンが見たい。ef_end_63がお送りしました。

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