京都鉄道博物館にて
4月1日に京都鉄道博物館で撮影した色々な展示物。ここ最近はヘッドマークを掲載していましたが、今回は581・583系のクーラー、AU15形を掲載したいと思います。
京都鉄道博物館では本館に583系クハネ581-35が展示されており、本館の中央部は吹き抜けとなっているため上から観察することも出来ます。色々なアングルから見られるのはやはり良いですね。
581・583系といえば屋根上にずらっと並んだクーラーが特徴的で、今回の写真はその内の一つ。581系の登場に際して新しく開発され、581・583系とそれを改造した近郊形電車が搭載しています。
581系では世界初の寝台電車として車両限界一杯まで車体を広げたため従来のクーラーが使用できず、新しく開発されたクーラーが使用されていますね。
寝台車は車内空間を最大限確保するため基本的に車端部にクーラーを搭載するか床下に搭載する事が多いのですが、581・583系では中央に通路を配置する設計となったため分散式のAU15を寝台区画毎に搭載しています。
クーラーの搭載数はパンタ無しの中間車であるモハネ583が9基で最も多く、クハネ583・サハネ581・サロ581・サロネ581には8基搭載されていたようです。
パンタを搭載する中間車のモハネ582は屋根上のスペースがパンタや交直切替器などがあるため限られており、AU15の搭載数は4基となっています。そのままでは冷房能力が不足するため、床置き式のAU41形クーラーを3基搭載しています。
・・・以上、キセが白色だった時代も。鉄道員日記がお送りしました。