南海高野線三国ヶ丘~百舌鳥八幡にて
9月8日に南海高野線の三国ヶ丘~百舌鳥八幡間で撮影した泉北高速鉄道5000系5507F。難波行きの準急としてやって来ました。やはり晴天だと白い車体が映えますね。
この5507Fはこの日2度目の撮影で、1度目も全く同じ場所、同じアングルでの撮影でした。同じポイントに1時間以上居たので、難波~和泉中央間の往復なら何度か遭遇することになります。
1度目の時よりもやや引きつけて撮影しているほか、太陽が傾いて影が伸びてきており、若干色合いも変わってきています。編成の中間部には建物の影がかかってしまっていますね。
泉北高速鉄道5000系は1990年に登場した20m級4扉の通勤形電車です。当時は南海の子会社の泉北高速鉄道ではなく、大阪府などが出資する第3セクターの大阪府都市開発でした。
泉北高速鉄道線も光明池までしか開業しておらず、和泉中央まで開業して全通したのは5000系が登場した後の1995年のこと。5000系はその1995年までに8両編成5本が製造されています。
それまで大阪府都市開発の車両は乗り入れ先の南海の形式をベースとした設計となっていましたが、この5000系では初のオリジナル設計となり、様々な新機軸が取り入れられています。
従来車はステンレス車だったのに対して5000系ではアルミ合金製の車体を採用し、また制御装置としてGTO素子を使用するVVVFインバータ制御装置を初採用しています。
編成は南海には存在しない8両貫通編成で、両先頭車は前面窓を大きくとった非貫通型と、独特のスタイルを持っている形式ですね。編成は4両目と5両目の間に簡易運転台があり、分割する事が可能。
1990年・1992年・1993年に1本ずつ製造され、1995年に2本が製造されました。製造メーカーは5501Fの和泉中央方4両と5509Fが東急車輛、それ以外が川崎重工です。
・・・以上、5507Fは1995年製。鉄道員日記がお送りしました。