手柄にて
山陽電鉄本線の手柄駅で撮影した山陽3000系3022Fの阪急三ノ宮行き普通。手柄駅は山陽姫路駅の隣にある駅ですね。撮影日は2014年の9月3日。この日は姫路モノレールを見に行っていました。
山陽3000系は1964年に登場した山陽電気鉄道の通勤形電車で、1971年までに64両が製造されました。製造は3次に渡って行われたほか、3050系、3100系、3200系などの派生型が登場しています。
この3000系は神戸高速鉄道神戸高速線の開業に伴って阪急・阪神との乗り入れが開始されるのに合わせ、乗り入れ規格に対応した形式として設計されました。
64両全車が川崎車輛とそれを吸収合併した川崎重工業で製造されており、派生型の各形式も川崎重工業で製造されています。まさにお膝元の車両メーカーと言った感じですね。
車体は19m級3扉車体を採用しており、材質は1次車と2次車の3050、3051のみアルミ合金を使用し、その他の2次車と3次車はコストを重視し普通鋼が使用されています。
形式はクモハ3000形・モハ3000形・クハ3600形・サハ3500形の4形式が存在します。写真の3022Fは4両編成で、クモハ3022・モハ3023・サハ3502・クハ3611で構成されています。
製造次数は3次車に該当し、3次車は神戸高速線開業に伴う旅客増に対応するため行われた特急・急行の4両化や増発のために製造されたグループです。最終製造グループであり、25両が製造されました。
設計は基本的に2次車をベースとしていますが、当初より種別・行先表示器を装備しているほか、新しく車外スピーカーが装備されました。更に床面高さの上昇により屋根のパンタ部が低屋根構造となっています。
・・・以上、最悪先送りだって良いさ。鉄道員日記がお送りしました。