鵯越にて
昨年4月29日に行った神戸電鉄の撮影。主に三田線の沿線で撮影していましたが、最後は有馬線の鵯越駅で駅撮りをしていました。山の中にある駅で、色々と面白い写真が撮れましたね。
勾配とカーブの間にあるような駅なので、ホームからでもカーブを曲がり勾配を登る・下る列車の様子がよく見えました。写真でもかなりの勾配を下っていることが解ります。
神戸電鉄1100系は1969年に登場した神戸電鉄の通勤形電車で、1000系列に含まれる一形式です。1000系列では1000系の次に登場したのがこの1100系ですね。
1965年に登場した1000系では2両編成もしくは両運転台の1両編成が組成されていましたが、この1100系では初めて3両編成が登場しました。同時に付随車も初登場しています。
編成は制御電動車で付随車を挟む2M1Tの構成となっており、主電動機1基あたり出力を従来の75kWから105kWに向上させたことにより、付随車を含みながら従来と同等の編成出力を確保しています。
形式は制御電動車のデ1100形と付随車のサ1200形で構成されています。何れも2扉車で、サ1200形は補助電源装置とコンプレッサーを搭載しています。
1969年から1972年にかけて3両編成13本39両が製造され、5000系が登場するまでは神戸電鉄では最大勢力となっていました。製造メーカーは川崎車輛と後身の川崎重工。
現在は5編成が廃車となっているようですね。写真の1120Fは1971年8月に落成した編成です。1986年5月には冷房化改造されていますね。
・・・以上、10分残ったか。鉄道員日記がお送りしました。