大和八木にて
大和八木で撮影した近鉄30000系30214Fの大阪上本町方先頭車、モ30214の縦撮り写真。個人的に「近鉄特急」といえばこの顔、この色ですね。
近鉄30000系は1987年に登場した近鉄の特急型車両で、10100系「新ビスタカー」の老朽化に伴い後継車両として登場しました。
ビスタカーとしては3代目となり、「ビスタカー?鶚世」という愛称が付けられていました。後にリニューアルに伴い愛称は「ビスタEX」に変更されました。
伊勢志摩観光特急向けとして製造された30000系ですが、登場当初から阪奈・京奈特急にも使用されており特急運転区間のほぼ全線で運用されています。
4両編成15本の合計60両が製造され、全て西大寺検車区に配置されています。1979年にはブルーリボン賞を受賞し、21000系登場まで近鉄の代表車両として活躍しました。
写真のモ30200形はコンプレッサーとパンタグラフを搭載しており、自重45tで定員56名となっています。パンタは当初2基が搭載されていましたが、リニューアルによって1基に変更されています。
その他車内設備として洗面室とトイレ、車販準備室が設けられています。
・・・以上、細かいところまで見ることが大事。鉄道員日記がお送りしました。