大阪にて
昨年12月31日に大阪駅で撮影した321系の並び。特に珍しい形式というわけではありませんが、普段見かける車両ではないため撮りたくなりますね。
321系も随分久々に撮影した気がします。左が京都線上り普通の京都行き、右が神戸線下り普通の西明石行きです。編成は京都行きがD31編成、西明石行きがD2編成です。
321系は2005年に登場した通勤形電車で、当時京阪神緩行線で運行されていた201系・205系の置き換えと福知山線脱線事故で廃車となった207系の補充のために製造されました。
京阪神緩行線用の通勤形電車として、JR西日本では207系を1991年から2003年にかけて導入していましたが、新たな技術への適応が難しくなりつつあり、201系・205系の置き換えに際して新規設計の新形式を登場させることとなりました。
そこで登場したのが321系であり、2005年から2007年までに7両編成39本の合計273両が製造されています。製造メーカーは全車が近畿車輛。
321系では各車後位寄りの台車を電動車とする0.5Mシステムや車体・大枠などの共通設計化によるコストダウンなどが図られています。屋根部品も共通化のため全車にパンタ台座があり、上から見ると少し面白いですね。
京阪神緩行線の他、福知山線や東西線、片町線、関西本線、おおさか東線でも運用されています。安間で乗り入れる運用もあり、近畿二府四県の内和歌山でのみ運用がありません。
写真の321系D2編成は2005年9月8日に製造された編成、D31編成は2006年7月18日に製造された編成です。
・・・以上、残した功績は大きい。ぽっぽやがお送りしました。