手柄にて
2014年の9月3日に山陽電鉄本線の手柄駅で撮影した山陽電鉄5000系5020F。阪神梅田行きの直通特急として手柄駅を通過していきました。ヘッドマークからも撮影時期がわかりますね。
この日は姫路モノレールの保存車の展示を見に行っており、その帰りに手柄で少しだけ撮影を行いました。手柄での撮影後、そのまま山陽電鉄に乗って帰路に就きましたね。
山陽5000系は1986年に登場した山陽電鉄の通勤形電車で、機器類が老朽化していた旧型車両を置き換えるために1995年までに合計で60両が製造されました。製造メーカーは川崎重工。
山陽電鉄では1964年から1971年にかけて山陽3000系を導入しましたが、この形式はオールロングシートで競合する国鉄山陽本線の113系や117系に接客設備が劣る状態となっていました。
さらに国鉄分割民営化により山陽本線との競合が更に激化する事が予想されたため、一気に新型車両を導入して旧型車を置き換える事により、接客設備のレベルを上げる必要性が生じていました。
そこで導入されたのが写真の5000系であり、当初は普通列車用として3両編成で落成していました。その後優等列車の運用に移行していったため、4両編成または6両編成に増結されています。
製造次数は5次に渡り、1次車は1986年6月から8月にかけて3両編成7本21両が一気に導入されました。2次車は1988年5月から1989年7月にかけて、3次車は1990年から1991年にかけて、4次車は1993年に、5次車は1995年に導入されています。
写真の5020Fは3次車に該当する編成であり、1990年に4両編成で落成しました。1991年に中間車2両を組み込み、6両編成となっています。5000系で編成内の全車が同じ製造次数なのはこの5020Fと5021Fのみ。
2次車までは固定式のクロスシートでしたが、3次車では転換クロスシートとなっているのが特徴。この転換クロスシートは運転席から一斉に転換操作をする事が可能となっています。
・・・以上、足首に変な負担かかってそうで怖い。ef_end_63がお送りしました。