都電荒川線大塚駅前~向原にて
6月2日に都電荒川線の大塚駅前~向原間で撮影した東京都交通局8900形8902。この日は所用で東京に出掛けており、ホテルに荷物を預けに行ったついでに都電を撮影していました。
前回は現役最古参の7700形7706を掲載しましたね。今回は逆に最新鋭の8900形を掲載します。やはり外観を見るだけでもかなり進化していることが解りますね。
都電8900形は2015年に登場した路面電車車両で、都電荒川線で使用されていた7000形の置き換えを目的に導入されました。2015年と2016年に8両が製造されています。
基本性能は2009年登場の都電8800形と共通となっており、8800形の改良型と言うことも出来ますね。ただ外観は丸みのある8800形のデザインに対し、こちらは直線的なデザインとなっています。
特に運転台からの視界を広くするために前面窓を大型化しており、ライト類も前照灯と尾灯が纏めて配置されているため、前面の印象は大きく異なります。外から見ても視界が広そうですね。
車内は一般席がロングシート、優先席がクロスシートとなっており、シートモケットには荒川線のマスコット「とあらん」がデザインされています。運転席のモケットも同じようですね。
制御装置は東洋電機製のIGBT-VVVFを採用しています。主電動機は60kWのものを2基搭載しており、最高速度は40km/h。起動加速度は3.0km/hです。台車は8800形のFS91-Bを改良したFS91-Cですね。
写真の8902はトップナンバーの8901と共に2015年8月にアルナ車両で落成し、同年9月18日に営業雨天を開始しました。8901と8902はオレンジの帯が巻かれており、その他にもイエロー・ローズピンク・ブルーが2両ずつ存在しますね。
・・・以上、結構暑い日だった。鉄道員日記がお送りしました。