都電荒川線大塚駅前~向原にて
今年6月2日に都電荒川線の大塚駅前~向原間で撮影した東京都交通局8800形8806。この日は所用で東京に出掛けており、大塚駅の近くにホテルをとったため都電を少し撮影しました。
滞在時間は長くありませんでしたが、運行頻度の高さもあって様々な形式を撮影することが出来ましたね。撮影した形式の殆どはバラバラで、効率が良かったです。
東京都交通局8800形は2009年に登場した東京都交通局の路面電車車両で、2009年と2010年に10両が導入されました。製造メーカーはアルナ車両です。
導入の目的は都電荒川線で長年運用され老朽化していた7500形の置き換えですね。同じ時期には9000形も導入されていますが、そちらが2両のみのイベント用車両的な存在であるのに対し、この8800形は本格的に導入された量産型という存在です。
導入に際して3つのデザイン案に投票する形で車両デザインが公募され、結果的に「優しさと親しみやすさを表現した、丸みのあるデザイン」が選ばれました。確かに丸目のライトや前面の曲線に丸みを感じますね。
塗装は先代の8500形までは白と緑の塗装が受け継がれていましたが、8800形では大きく変更され、側面は白、それ以外は各車固有のカラーで塗装されています。
トップナンバーの8801から8805まではローズレッド、8806・8807はバイオレット、8808・8809はオレンジ、8810はイエローとされていますね。イエローは1両のみ存在するため、出会えるとラッキーです。
車内はロングシートとクロスシートを点対称に配置しており、薔薇の模様が入ったピンク色のモケットが使用されています。車両定員は61名で、着席定員は20名となっていますね。
・・・以上、セミが鳴いている。鉄道員日記がお送りしました。