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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海7100系7163F@紀ノ川~和歌山大学前

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南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて

8月28日に南海本線紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海7100系7163F。手前の2両が7163Fで、2+2+4の8両編成の急行として南海本線を下っていきました。

朝の最終の下り急行列車は8両編成で、9時半頃に撮影ポイントを通過します。南海本線の泉佐野以南では特急サザン以外の8両編成を見られる数少ない?機会ですね。

南海7100系は1969年に登場した南海本線向けの通勤形車両で、1973年までに総勢152両が製造されました。この製造数は南海で最多であり、現在も記録は破られていません。

南海では1973年に架線電圧を600Vから1500Vに昇圧させており、それに伴い1500Vに対応できない旧型車両を置き換えるために7100系が導入されました。

1963年登場の南海7000系をベースにマイナーチェンジを行った形式であり、7000系と7100系のスタイルはよく似ていますね。因みに7000系は2015年に全車引退しています。

車体は普通鋼製で、7000系のドアを片開きから両開きに、窓を2段上昇窓から1段下降窓に変更しています。その他台車形式が異なるほか、パンタ位置も異なりますね。

昇圧前に導入されたため複電圧仕様として設計されており、1次車のみ非冷房、2次車以降は新製冷房車となりました。なお1次車は2003年までに全車廃車となっています。これは更新時期が南海1000系の導入と重なり、更新計画が見直されたため。

2次車以降も少しずつ廃車となっている物の、現在も普通から特急まで幅広く活躍しています。ワンマン仕様車が支線区にも投入されており、本線と支線区の両方で運用されている唯一の形式となっていますね。

写真の7163Fは1972年6月23日に東急車輛で落成した編成で、4次車に該当します。4次車では従来無かった前面幕が新設され、主電動機とパンタの形式が変更されました。


・・・以上、この列車は定点観測したいな。鉄道員日記がお送りしました。

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