南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
8月30日に南海本線の紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海3000系3517F。朝の回送列車として近所の踏切を通過して行きました。朝は逆光のアングルですが、それでも撮りたいのが3000系ですね。
この日は特急サザンに運用されている泉北12000系12021Fを狙って撮影に出ており、ついでに色々な形式を撮影していました。朝は急行や回送があるので、色々撮れて面白いですね。
南海3000系は2013年に登場した通勤形電車で、現在の泉北高速鉄道の前身である大阪府都市開発が所有していた3000系を譲り受けて南海本線で運用しています。
大阪府都市開発3000系は1975年に登場した形式で、1990年までに56両が導入されました。設計は南海6200系をベースとしていますが、6200系がオールステンレス車なのに対して3000系はセミステンレス車です。
セミステンレス車体とは内部構体が普通鋼で外板がステンレス製の車体のこと。大阪府都市開発は第3セクターとして製造メーカーの競争入札を行う必要があり、ステンレス車の技術を持つ東急車輛が有利にならないための配慮としてセミステンレス車体とされました。
なお1985年以降に製造された4両編成3本は内部構体もステンレス製のオールステンレス車となっています。南海に譲渡されたのはいずれもセミステンレス車。
泉北高速鉄道線では2012年のダイヤ改正で10両編成による運用を縮小し、それによって3000系に余剰車が発生していました。一方南海では7000系の老朽化が進んでおり、その置き換え用として3000系が譲渡されています。
譲渡されたのは4両編成3本と2両編成1本で、写真の3517Fは2両編成の3555Fと固定化されて6両編成として運用されています。残りの4両編成2本も固定化され、8両編成として運用されていますね。
・・・以上、4+4の方も撮影したいなぁ。ぽっぽやがお送りしました。