Quantcast
Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

南海2000系2002F@紀ノ川~和歌山大学前

$
0
0

イメージ 1

南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて

8月30日に南海本線の紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海2000系2002F。ラッシュ時間帯が終わり、昼間の普通列車に運用するための回送列車として撮影ポイントを通過しました。

この日は泉北高速鉄道12000系12021Fを使用した特急サザンと8連休港の撮影に出ており、狙いの列車が通過した後にこの2002Fがやって来ました。2000系の回送列車は以前にも撮影したことがありますね。

南海2000系は1990年に登場した南海高野線向けの通勤形電車で、南海高野線の平坦区間と山岳区間を直通するズームカーとして導入されました。1997年までに64両が製造されました。

高野線の橋本以南は急勾配・急カーブが連続する山岳区間となっており、この区間を走る列車は短い17m級車体で、全電動車方式を採用しています。この2000系も17m級で全電動車ですね。

従来のズームカーとして21000系・22000系と22000系を更新した2200系が存在していました。2000系の導入当初はそれらと混用される計画でしたが、最終的には全て置き換えています。

また制御装置には南海で初めてGTO素子を使用するVVVFインバータ制御装置が採用されました。製造次数は7次に渡っており、各製造次数で内装や機器類の搭載位置が異なりますね。

導入から長らく高野線で運用されてきた2000系ですが、山岳区間のワンマン化によって補助電源装置を1系統しか持たない2000系2両編成に余剰が発生し、押し出される形で4両編成5本と2両編成2本が南海本線に転属しています。

南海本線での運用は2007年8月11日から開始され、7000系の一部を置き換えています。他の形式とはドア位置が異なるため前面に大きく「2扉車」のステッカーが貼られています。

写真の南海2000系2002Fは1990年2月に製造された2次車で、1次車ではFRP製だった先頭車の前面部がガラス繊維強化ポリエステル樹脂積層板に変更されました。


・・・以上、意外と時間かかったな。鉄道員日記がお送りしました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

Trending Articles