湯布院駐屯地にて
湯布院駐屯地で9月11日に撮影した陸上自衛隊の各種装備品を掲載しています。今回掲載するのは多連装ロケットシステム弾薬車。これもあまり多くは見られない装備品ですね。
この日は旅行で湯布院を訪れており、宿から少し歩いて湯布院駐屯地を外周から撮影しました。ここでしか見られないような装備品も撮影することが出来、収穫が大きかったですね。
多連装ロケットシステム弾薬車はその名の通り、多連装ロケットシステム(MLRS)の弾薬を運搬するための車両で、7tトラックをベースに開発されています。
一見すると普通のトラックの様ですが、キャブの直後ではなく荷台の後端にクレーンが取り付けられており、バンパーにウインチが組み込まれていますね。その他「火」のプレートを取り付けるステーや無線アンテナがキャブに取り付けられています。
この多連装ロケットシステム弾薬車は専用の10t弾薬トレーラを牽引する事ができ、トレーラの弾薬も吊り上げるためにクレーンが後端部に設置されています。ここが少し変わっていて面白いですね。
搭載できるMLRSの弾薬コンテナはトラックとトレーラに4個ずつとされています。1つのコンテナには6発のロケットが収められており48発を一度に輸送できることとなりますね。MLRSは一度にコンテナ2個分のロケット弾を斉射するため、4斉射分となります。
写真の多連装ロケットシステム弾薬車は何れも湯布院駐屯地に駐屯する第132特科大隊の各射撃中隊に配備されている車両です。
2両並んだ多連装ロケットシステム弾薬車。後ろに10t弾薬トレーラが連結されているのが見えます。
・・・以上、今度は弾薬トレーラをじっくり撮りたい。ef_end_63がお送りしました。