南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
7月31日に南海本線の紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海1000系1033F。手前の2両が1033Fで、同じ1000系の2両編成同士で併結した4両編成の普通としてやって来ました。
この時は特に目標も定めず近所(当時)の踏切で撮影を行っていました。20分間の撮影で1000系は今回の1033Fを含めて3本を撮影することが出来ましたね。
南海1000系は1992年に登場した南海本線・高野線両用の通勤形電車で、2001年までに76両が製造されました。製造メーカーはすべて東急車輛製造。車体外板に塗装が施されているので鋼製車のように見えますが、オールステンレス車体を採用していますね。
現在も南海本線と高野線の両方に配置されており、急行から各駅停車まで幅広く運用されています。編成は6両編成10本と4両編成1本、2両編成6本が組成されていますね。
この1000系は登場当時に南海が進めていた新CI戦略に合わせた新型車両として導入されており、車体デザインは従来車と大きく異なります。また現行のグレーに青とオレンジの帯を巻いた塗装を初めて採用した形式ですね。
制御装置も20m級車両として初めてVVVFインバータ制御を採用しています。台車もボルスタレス台車となっていますね。内装は従来車になかったセミクロスシートで、ドア間にロングシート、車端部にクロスシートが設置されています。
写真の1033Fは1次車で、1次車は2次車以降と比べて車体幅が狭くなっているのが特徴ですね。後ろに併結されているのは2次車以降の編成で、ドアに注目すると車体側面のラインが異なる事がよくわかります。
・・・以上、幅の広い形式との併結のため車側灯が嵩上げされている。鉄道員日記がお送りしました。