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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海9000系9507F@和歌山市~紀ノ川

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イメージ 1

南海本線和歌山市~紀ノ川にて

紀ノ川に架かる南海本線紀ノ川橋梁で撮影した南海9000系9507F。塗り直されたばかりのデッキガーダー橋で撮影してきました。といっても撮影日は9月19日なのですが。

この日は南海12000系と運用を交換していた泉北12000系12021Fを撮影しに出掛けており、狙いの12021Fと併結していたのが今回の9507Fでした。写真では殆ど解りませんね。

撮影時は特急サザン37号の運用に入っており、写真は後追いで撮影しています。この構図は電線がどうしても入ってしまいますが、ローアングルで迫力ある写真が撮れるので結構好きですね。

南海9000系は1985年に登場した南海本線向けの通勤形電車で、1988年にかけて32両が製造されました。製造メーカーは東急車輛製造で、6両編成2本と4両編成5本が組成されています。

南海本線向けの通勤形電車としては初めてオールステンレス車となった形式で、それまであった高野線はステンレス車、本線は鋼製車という棲み分けはこの9000系以降無くなっています。

設計は1982年登場の南海8200系をベースとしており、FRP製の縁飾りが取り付けられた前面はよく似ていますね。ただ前面窓は上部に引き延ばされており、同じ年に登場した南海10000系のデザインに合わせています。

当初は4両編成単独でも運用されていましたが、補助電源装置が編成に1基しか搭載されていないため、故障時の冗長性確保を考慮して現在は他編成と併結した状態で運用されています。

長らく特急サザンの運用には入っていませんでしたが、2015年からサザン運用に入り始め、2016年からは本格的に特急サザンに運用されています。今や日常的な光景となった感がありますね。

写真の9507Fは1986年に製造された2次車で、1986年に製造されたのはこの1本のみです。2次車では屋根上のヒューズ箱の形状が変更されているようですね。


・・・以上、全てをやり切ってから寝る。鉄道員日記がお送りしました。

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