南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
8月31日に南海本線紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海8300系8709F。近所(当時)の踏切で特に狙いを定めず待っていると8709F+8308Fの6両編成がやって来ました。
この構図で前パンを撮影するのは結構苦労しますが、やはり撮り甲斐のある撮影スポットですね。架線柱が被りますが、元々気にしない上にレール転用の細いタイプなので全く気にしていません。
南海8300系は2015年に登場した南海の通勤形電車で、南海本線用として現在までに56両が製造されています。製造メーカーは近畿車輛で、南海7100系以来42年ぶりに近畿車輛で製造されました。
56両という製造数は先に登場した南海8000系の製造数を上回っていますね。導入の目的は南海7100系の置き換えで、営業運転は2015年10月8日から開始しています。
当初は4両編成のみ製造され単独若しくは4+4の8両編成で運用されていましたが、現在は2両編成が製造されており2+4の6両編成が多くなっていますね。現在2両編成は10本と4両編成よりも1本多い本数になっています。
2両編成で特徴的なのは難波方に制御車のクハ8700、和歌山市方に制御電動車のモハ8350が連結されていることで、それまでの南海車は難波方に制御電動車を連結するのが一般的でした。
和歌山市方に制御電動車が配置された理由は先頭車の低重心化で脱線リスクの軽減を図るためとされています。これによって2+4の編成パターンの場合、編成の両端に制御電動車が配置されることとなりますね。
・・・以上、3次車っていう位置付けらしい。ef_end_63がお送りしました。