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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海2000系2032F@和歌山市~紀ノ川

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南海本線和歌山市~紀ノ川にて

紀ノ川に架かる南海本線の紀ノ川橋梁で撮影した南海2000系2032Fの和歌山市行き普通。17m級車の4両編成なのでやや短いですね。これはこれで良い感じに収まっていますが。

撮影日は9月19日で、この日は南海12000系との運用交換で特急サザン運用に入っていた泉北高速鉄道12000系12021Fを撮影しに出掛けていました。この2032Fは12021Fの1本前の列車として通過しています。

南海2000系は1990年に登場した南海高野線向けの通勤形電車で、1997年までに64両が東急車輛で製造されました。現在は南海高野線と南海本線の両方で運用されています。

高野線の平坦区間である難波~橋本間と山岳区間である橋本~極楽橋間を直通する大運転用として導入された形式で、この2000系の導入により南海21000系・22000系・2200系が置き換えられました。

急カーブ・急勾配の連続する山岳区間に直通するため、車体長は南海の標準よりも短い17m級であり、全電動車方式を採用しています。台車の軸箱支持方式も急カーブに向いている緩衝ゴム式が採用されていますね。

編成出力は2両編成が800kW、4両編成がその倍で起動加速度は3.1km/h/sとなっています。制御装置にはGTO素子を使用するVVVFインバータ制御を採用しており、これは南海の形式として初めて採用されました。

当初は緑帯を巻いた旧塗装でしたが、3次車以降は現行塗装で新製されています。最終的に7次車まで製造されており、パンタ搭載位置や車内の座席配置などに差異が見られますね。

南海本線で運用されている2000系は2007年に転属してきたもので、山岳区間でのワンマン運転開始に伴い2000系に発生した余剰車を老朽化した南海7000系の置き換えに充てるため転用されました。

写真の2032Fは1992年に製造された3次車で、南海本線では2031Fと併結した4両固定編成として運用されています。


・・・以上、やっぱり2日連続は良くないかもな。ぽっぽやがお送りしました。

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