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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海7100系7177F@和歌山市~紀ノ川

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南海本線和歌山市~紀ノ川にて

南海本線和歌山市~紀ノ川間で撮影した南海7100系7177F。撮影日は9月19日で、紀ノ川橋梁のデッキガーダー部分で撮影しました。光線的には逆光ですが、夕方だとあまり気になりません。

この日は特急サザン運用に就いていた泉北高速鉄道12000系12021Fを撮影しに出掛けており、その待ち時間に反対方向からやってくる列車を撮影していました。

この紀ノ川橋梁はかなり古い橋なのですが、割と最近に塗り直されたため真っ赤な塗装となっています。以前は色褪せた赤色で、橋の南側半分はまだ塗り直されていませんね。

写真の南海7100系は1969年に登場した南海本線向けの通勤形電車で、1973年までに152両が製造されました。現在も特急から普通まで幅広く南海本線の主力として活躍しています。

152両という製造数は南海の形式として最大のものであり、大量増備された背景には1973年に実施された架線電圧の昇圧があります。600Vから1500Vへ昇圧されましたが、この昇圧に対応できない旧型車を置き換える必要がありました。

そこで投入されたのが7100系であり、600Vと1500Vの両方に対応するため電装品は複電圧仕様として製造されています。製造期間中に様々な改良が施され、製造次数は7次に渡っていますね。

1次車は非冷房車として製造されましたが、2次車以降は新製冷房車となり、その後も方向幕の設置や機器類の改良などが施されています。なお最終製造グループの6次車は昇圧後の投入となったため、単電圧仕様で製造されました。

写真の7177Fは1973年6月4日に製造された5次車で、5次車では前面のみ設置されていた方向幕が側面にも設置されるようになりました。


・・・以上、水飴が歯にくっつく。鉄道員日記がお送りしました。

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