護衛艦いずも艦上にて
今年7月15日に和歌山港で艦艇広報を行った海上自衛隊のいずも型護衛艦1番艦「いずも」。自分も参加し、艦内をじっくり見て回ることができました。そこで撮影した各種装備品を掲載しています。
今回掲載するのはA/S-32P-25J艦載救難作業車。いずも型護衛艦にはクレーン車やフォークリフトなど様々な車両が搭載されていますが、最も特殊なのが艦載救難作業車ではないでしょうか。
艦載救難作業車という名称となっていますが、簡単に言うと艦載用の小型消防車であり、アメリカ製です。アメリカ海軍の空母などでも同じ車両が使用されていますね。
海上自衛隊では全通甲板型のヘリコプター搭載護衛艦としてひゅうが型護衛艦を導入し、同時に発着艦可能な艦載ヘリの数が増えたと共に事故のリスクに対処する手段も必要とされました。
従来のヘリコプター搭載護衛艦は飛行甲板の前に格納庫があり、そこに放水銃を搭載して事故に備えていました。しかし広大な全通甲板には放水銃よりも移動可能な消防車の方が妥当であり、この艦載救難作業車が導入されています。
ひゅうが型に続くいずも型でも艦載救難作業車が搭載されており、どちらも4両搭載しているようですね。撮影時は1号と2号が飛行甲板上に、3号と4号が格納庫内に停められていました。
このA/S-32P-25Jは水と消火液及びハロン1211を放射することが可能で、消火液は水溶性フィルムフォームという泡消火液が使用されます。水タンク容量は2839L、泡消火液タンク容量は227L。また9kgのハロン1211のボンベを3本搭載しています。
車両そのものはなにを動力源としているのか不明ですが、燃料にはJP-5やJP-8といった航空機用のものを使用するようですね。サイズは全長が4.82m、幅が1.77mで、重量は8223kg。
側面から見た艦載救難作業車。前部にターレット、側面中部にホースリールが見えますね。
格納庫に停められていた艦載救難作業車。こうして見ると結構かわいい?
・・・以上、ぜんぜん書けなかったなぁ。ef_end_63がお送りしました。