煙樹ヶ浜にて
煙樹ヶ浜にて撮影した陸上自衛隊の中型ドーザ。5月31日の和歌山駐屯地創立52周年記念行事のネタですが、ようやく今回で最後となりました。
陸上自衛隊ネタはまだまだあるので今後も継続的に投稿していきますが。ともあれ一区切りと言うことで航空自衛隊のネタも挟もうかなと思っています。
話が脱線しましたが、中型ドーザは陸上自衛隊が保有しているブルドーザーです。言わずもがな施設科の装備。
他の施設科装備と同じようにこちらも民生品とほぼ同様の物が採用されており、メーカーのマイナーチェンジによって複数の形態の中型ドーザが存在します。
メーカーも小松製作所やキャタピラージャパンなどから調達しています。写真の中型ドーザは小松製作所製の様ですね。詳しい名称は不明ですが、比較的数の多い車種の様です。
陸上自衛隊では小型ドーザ、中型ドーザ、大型ドーザと75式ドーザ、施設作業車などのブルドーザーがありますが、中型ドーザは定格出力132~140kWの物を指すようです。
軍用ドーザは通常の掘削、排土、整地作業の他、敵の設置した塹壕や陣地の破壊にも使用されます。銃弾が飛び交う中でも作業できるよう、装甲を備えた物もあります。
陸上自衛隊では75式ドーザと施設作業車が装甲を備えており、施設作業車には12.7mm重機関銃M2を据え付けるための銃架や発煙弾発射筒も装備されています。
写真の中型ドーザの運転席は屋根があるのみですが、密閉キャブを備えるタイプもあるようですね。また無線による遠隔操縦が可能なタイプも調達されています。
なお輸送される際は中型セミトレーラなどに搭載されますが、その際は全幅を縮めるために排土板を斜めに向けることが出来ます。
今回の和歌山駐屯地記念行事では94式水際地雷敷設装置の体験乗船のために活躍しており、94式水際地雷敷設装置が浜を上れるように整地作業を行っていました。
また整地が不十分で上れなかった94式水際地雷敷設装置を牽引する場面も見られましたね。写真の71-0953号車は2年前にも撮影したことがあり、その時はまだピカピカでしたが、現在は佳奈率か忌まれた感があります。
海岸で整地作業を行う中型ドーザ。砂煙が上がってなかなか格好良かったですね。
94式水際地雷敷設装置を牽引する中型ドーザ。
海と中型ドーザ。
・・・以上、一発目から地味なヤツ。ef_end_63がお送りしました。