和歌山市にて
和歌山市で撮影した南海1000系の1033F。7月30日に和歌山市駅で撮影を行った際に撮影した写真です。手前の2両が1033F。奥の2両は1031Fです。
南海1000系は1992年に登場した南海の通勤形車両で、2001年までに6両編成10本と2両編成6本、4両編成1本の76両が製造されました。製造メーカーは全車東急車輌製造。
製造途中で様々な改良が行われており、大きく分けて1次車と2~5次車、6次車に分類されます。写真の1033Fは1次車ですね。
1次車は車体幅が従来の車両と同じ2744mmでしたが、2次車以降は空港線の開業による車両限界の変更で裾絞りが入った2850mmとなり、1次車は狭幅車、2次車以降は広幅車とも呼ばれます。
1次車は6両編成3本と2両編成3本の24両が存在し、その内6両編成1本と2両編成2本が南海本線に、6両編成2本と2両編成1本が高野線に在籍しています。
2次車以降は主に南海本線に配置されていますが、1次車は南海本線と高野線の間で転属を繰り返しています。
写真の1033Fも1992年に製造された後高野線に配置され、2003年月に本線に転属、2009年8月に高野線に戻り、同年11月に本線に再転属、2012年10月に高野線に戻り、2015年7月に本線に再々転属しています。
なお1000系1次車の2両編成は、2次車以降の広幅車と併結した際に車幅の違いから車側灯が見えづらいという問題があり、その対策として車側灯の下に台座が取り付けられ高さを稼いでいます。
写真では見えづらいかも知れませんが、よく見ると車側灯が不自然に突き出て設置されているのが解るかと思います。
・・・以上、なんてスパゲティ世界。ef_end_63がお送りしました。