和歌山港線和歌山港~和歌山市間にて
昨年8月23日に和歌山港線和歌山港~和歌山市間で撮影した南海7100系の7197F。和歌山港行きの普通列車として運用されているシーンです。
電化はされている物の、単線で草むした線路を2両編成の普通列車がコトコト走っていくという、路線と車両がよくマッチしていると思います。
この日は団体列車として南海50000系が和歌山港まで入線するという非日常的光景が展開されていましたが、この列車に関しては全くの日常。この日も決して多くないお客をのんびり運んでいました。
南海和歌山港線は南海フェリーの四国航路が開設された1956年に開業し、1971年に延伸しました。かつては和歌山港~和歌山市間に築地町・築地橋・久保町の3駅がありましたが、2005年に廃止されています。
廃止に際して和歌山港線内を運行する普通列車も一旦廃止になったのですが、2012年に南海フェリーとの接続に特化したダイヤに変更され、復活しています。
なお開業当初から難波発着の直通列車が運行されており、現在も特急サザンや急行が本線から乗り入れています。全体の営業キロは2.8km。和歌山市駅を出ると直ぐに写真の様な路線の雰囲気に変わりますね。
因みに和歌山市から0.8km地点に県社分界点があり、県社分界点から和歌山港駅までは南海が第2種鉄道事業者、和歌山県が第3種鉄道事業者となっています。
・・・以上、写真の7197Fは7100系のラストナンバー。ぽっぽやがお送りしました。