南海本線和歌山市~紀ノ川にて
南海本線和歌山市~紀ノ川間で撮影した南海2230系の2231F。この日の朝の加太線運用に入っている姿を撮影することができました。撮影日は昨年9月8日。
南海2230系は高野線で運用されていた通勤形車両である南海22000系から改造された形式で、現在までに2両編成3本の合計6両が改造によって登場しています。
元の22000系は高野線の山岳直通運用に使用する21000系の増結用として1969年に登場した形式で、制御電動車のみの2両編成が16本の32両が製造されました。
その後後継の2000系によって順次置き換えが進み、1993年以降に改造が行われ写真の2230系、2200系、2270系の3形式に改造されました。
写真の2230系は2200系が改造後も高野線で運用することを想定していたのに対して当初から支線区での運用を目的とした改造が行われているのが特徴です。
そのため前面の幌枠及び貫通幌が撤去され、連結器が電連付き密連から密自連に換装、ホーム高さの兼ね合いから床面高さを6センチ下げるなどの改造が行われました。
なお現在は2200系も「天空」で運用されている2208F以外は支線区用となっており、ワンマン運転対応改造と連結器の換装などが行われています。幌枠は現在も残ったままですが。
写真の2231Fは1970年に製造された22000系2次車の22011Fから改造されました。改造施行は1994年。
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