新今宮にて
新今宮に入線して来る南海50000系50506Fの回送列車。撮影日は昨年9月29日。近所でばかり撮影していると50000系を撮影する機会がないので、久々の撮影となりました。
南海50000系は南海が1994年の関西国際空港開港に合わせて登場させた特急形電車で、空港連絡特急「ラピート」専用の車両として導入されました。
6両編成6本の合計36両が製造され、写真はそのラストナンバー編成です。ご覧の通り外見に強いインパクトを持つ形式で、ハイテクさよりも重量感を重視したデザインとなっています。
車体は普通鋼製で編成重量は219t。編成定員は252人となっています。設計最高速度は130km/hですが、南海本線では最高110km/h、空港線では最大120km/hで運行されていますね。
登場の翌年にはブルーリボン賞を受賞しました。南海の形式では10000系がローレル賞を受賞し、30000系がサロンエクスプレス東京と競って次点となったことはありましたが、ブルーリボン賞を受賞したのはこの50000系が初めてとなります。
既に登場してから20年以上が経過しているためリニューアルが行われ始めており、最初に50501Fがリニューアルされました。
リニューアル内容は制御装置をGTO-VVVFからIGBT-VVVFにし、側面の種別・行先表示器を幕式からフルカラーLEDにし、車内にLCD式の案内表示器を設置するなど大規模な物となっています。
なお50501F~50505Fは広告やタイアップなどで何らかのラッピングを纏ったことがありますが、写真の50506Fはまだラッピングを纏った経験がありません。
・・・以上、大満足。ef_end_63がお送りしました。