和歌山港にて
和歌山港で7月18日に撮影した南海フェリーの「フェリーかつらぎ」。先日「フェリーつるぎ」の写真を掲載しましたが、その時と同じく護衛艦「あきづき」のついでに撮影した写真。
「フェリーつるぎ」は7月16日の艦艇広報の際に撮影しましたが、こちらは7月18日の出港見送りの際に撮影しました。朝の入港シーンなので順光で撮影出来て良かったですね。
「フェリーかつらぎ」は1998年4月2日に就役した南海フェリーのカーフェリーで、当初は年系フェリーの子会社であるりんくうフェリーが運航していた泉佐野~徳島航路で運航されていました。
しかし1998年10月に同航路が休止となってしまい、それに伴って南海フェリーの徳島~和歌山航路に転属となり、「フェリーよしの」を置き換えています。
現在は同じくりんくうフェリーで運航されていた「フェリーつるぎ」と共に徳島~和歌山航路で運航されており、2隻で徳島~和歌山間を1日8往復しています。
船体は全長108m、幅17.5m、深さ6.1m、喫水4.4mというサイズで、総トン数は2620トン。「フェリーつるぎ」とサイズは同じですが、総トン数はこちらの方がやや上回っています。
船体は最下層が車両甲板となっており、その上に2層の船室、更にその上に操舵室と乗組員区画となる4層構造で、旅客定員は427名、車両搭載数は8トントラック39台。
主機関は新潟鐵工所製6MG41HXを2基使用しており、1基あたりの出力は5400馬力。推進器には可変ピッチプロペラを採用しており、最大速力は21.6ノット。バウスラスターも装備しているため単独で接岸することが出来ます。
こちらも「フェリーつるぎ」と同じく2013年にリニューアルが行われており、バリアフリー化やPCデスクの設置、椅子席の増設、塗装の変更などが行われています。
塗装はリニューアル前は「フェリーつるぎ」と同じでしたが、リニューアル後は「フェリーつるぎ」がすだちをイメージしたクリームグリーンに、この「フェリーかつらぎ」がみかんをイメージしたクリームオレンジとなっています。
船首。オレンジ系の明るい塗装は順光だと映えますね。船首と船尾の両方に車両ランプがあり、基本的に徳島港では船首ランプを、和歌山港では船尾ランプを使用しています。
船尾。船名・船籍港と南海フェリーのオリジナルキャラである「高野きらら」と「阿波野まい」が描かれています。
和歌山港に入港していく「フェリーかつらぎ」。この後港内で方向転換し、船尾から接岸します。
解りづらいですが護衛艦「あきづき」と「フェリーかつらぎ」。
・・・以上、亡くなっていたのか・・・ef_end_63がお送りしました。