小樽港にて
今年の2月15日に北海道旅行を行った際に小樽港で撮影した、函館税関小樽税関支署所属の広域監視艇「神威」。地味な塗装なのでぱっと見は民間船の様ですね。
税関では港湾での船舶検査や密輸などの取締、沿岸でのパトロールに使用する船舶が各地に配置されており、写真の「神威」は北海道と青森・岩手・秋田を管轄する函館税関に配備されています。
監視艇には大型広域取締艇、広域監視艇、港湾監視艇の3種類があり、30m級程度の大型艇が大型港行き監視取締艇に、25m級程度の艇が広域監視艇に、20m級以下の艇が港湾監視艇に分類されます。
大型広域取締艇は小笠原諸島や南西諸島など離島まで、広域監視艇は近海広域を、港湾監視艇は港湾周辺を行動水域とする監視艇です。
写真の「神威」は広域監視艇に分類され、全長は23.5m、全幅2.80m、深さ2.70m、総トン数は47トン。就役は1996年3月ですね。
機関には1500馬力のデトロイトディーゼル製12V-149TI DDECディーゼルエンジンを2基搭載しており、最大速力は32.8ノットとなっています。建造は瀬戸内クラフトで行われました。
後方から撮影した「神威」。排気は船尾の舷側排気となっているようですね。甲板上はシンプルで余り物が見受けられません。
船橋の上部に取り付けられた船舶用レーダーと赤外線暗視装置。赤外線暗視装置はかなり大型で目立ちますね。
・・・以上、なんとか情報掴んだけどさ。ぽっぽやがお送りしました。