和歌山市にて
和歌山市で撮影した南海2000系2002Fと2042Fの並び写真。今年8月9日の撮影で、この日は南海8300系甲種輸送のため和歌山市駅に出ていました。
そこで見かけたのがこの2000系の並び。パッと見は同じ型式が並んでいるだけですが、この2本は製造次数が異なり外見的な差異もあるので面白い並び写真となりました。
南海2000系は1990年の登場で、難波から極楽橋まで直通する大運転に使用されていた21000系、22000系を置き換えるために製造されました。
山岳区間となっている橋本~極楽橋間を走行するために編成は全M車となっており、T車は製造されていません。4両編成9本と2両編成14本の合計64両が製造されています。
写真の2002Fと2042Fはどちらも4両編成であり、2002Fは1990年に製造された2次車、2042Fは1996年に製造された6次車です。
2005年から2300系が運用を開始し橋本~極楽橋間が一部ワンマン化されたほか、大運転の本数が削減されたため一部の編成が高野線から南海線に転属しました。
転属したのは4両編成5本と2両編成2本で、2両編成は併結して4両で運行されているので実質的には4両編成6本が南海線で運用されています。
転属まで南海線で運用されていた車両とはドア数や車体の長さが異なり、乗車位置も変わってくるので前面に大きく「2扉車」のステッカーが貼られていますね。
写真の2002Fと2042Fを見比べてみるとパンタの搭載位置が異なるほか、側面のビードの本数、車番の大きさも違いますね。また内装も2002Fがオールロングシートなのに対し2042Fはセミクロスシートです。
・・・以上、寝ても覚めても南海南海・・・ぽっぽやがお送りしました。