京都鉄道博物館にて
京都鉄道博物館のネタばかりになっていますが・・・展示室ネタがドッと増えたのでじゃんじゃん掲載していかなければなりません。
前回は特急「雷鳥」のヘッドマークを掲載しましたが、今回掲載するのは特急「月光」のヘッドマーク。前回同様にシンプルな文字のヘッドマークですね。
前回のヘッドマークを掲示していたのは489系クハ489-1ですが、今回のヘッドマークはその隣で展示されているクハネ583-35が掲示していたものです。隣なので撮影順も連続するという訳で。
「月光」という列車名は1953年11月に東京~大阪間で運行が始まった夜行急行に付けられたのが始まりで、この列車は1965年10月に東海道新幹線の増発によって廃止となっています。
列車名が復活したのは2年後の1967年10月。今度は新大阪~博多間の列車に付けられました。この区間では元々夜行急行「海星」が運行されていましたが、それを電車特急化し「月光」に改名しています。
写真のヘッドマークは新大阪~博多間の月光に使用されていた物であり、この列車は世界初となる電車寝台特急でした。運用された581系は月光型電車とも呼ばれますね。
寝台と座席を切り替えられる581系の機能を活かし、月光運用の合間に新大阪~大分間の特急「みどり」でも運用されていました。
581系の所属は南福岡電車区で、博多~上り月光~新大阪~下りみどり~大分(滞泊)~上りみどり~新大阪~下り月光~博多という運用だったようですね。一度運用に出ると帰ってくるのは4日後となります。
その後の特急「月光」は、山陽新幹線の岡山開業に伴い岡山~西鹿児島間の列車となり、1975年の山陽新幹線全通によって特急「明星」に統合され廃止となっています。
・・・以上、アメノハバキリってコールサイン。ぽっぽやがお送りしました。