南海本線和歌山大学前~紀ノ川にて
さて、前回の臨時更新で昨年8月9日のネタが終了したので、今回は昨年9月1日に撮影した写真を掲載します。南海2000系2043Fの難波行き普通列車。この日の狙いは南海8300系の急行でした。
ご近所撮影ポイントのあるこの区間ではもう何度も2000系を撮影していますが、写真のアングルで2000系を撮影したのはこの時が初めてでした。この次の普通列車も2000系で、同じアングルで撮影しています。
南海2000系は高野線の山岳区間直通運転用として導入された通勤形電車で、急勾配・急カーブの連続する橋本以南の山岳区間を走行するため17m級2扉の車体を採用しています。
従来から山岳区間向け車両はズームカーと呼ばれており、この2000系もハイテクズームやVVVFズームと呼ばれる事がありますね。あだ名にもあるとおり、南海で最初にVVVFインバータ制御を採用したのが2000系でした。
2000系は2両編成14本と4両編成9本の64両が製造されました。製造メーカーは何れも東急車輛製造。モハ2001・モハ2151・モハ2051・モハ2101の4形式が存在し、付随車は製造されていません。
改良を施されつつ1997年まで7次に渡って製造されました。この2000系の導入によって従来より山岳区間で運用されていた南海21000系・22000系が置き換えられていますね。
しかし2005年に山岳区間でのワンマン運用が始まると、機器類の故障を考慮して2両編成単独では運用できない2000系は多数が休車とされてしまいます。その後、南海本線に転用されることとなり、2007年8月から南海本線での運用が始まりました。
南海本線では収容力などの関係から日中の普通列車でのみ運用されています。現在南海本線で運用されている南海2000系は、写真の2043Fの他に4両編成が4本と2両編成が2本存在します。
・・・以上、一体何が得意なフレンズだというのか。ef_end_63がお送りしました。